答え
吹田市では、市内の野良猫(所有者のいない猫)の避妊・去勢手術に1匹あたりオス1万円・メス1万5千円まで(ほかに雑費1万円まで)の補助が出ます。2026年度は2027年3月31日までの手術が対象で、受付できるのは残り80匹程度(2026年9月1日時点)、予算に達した時点で終了です。飼い猫は対象外。3人以上のグループで自治会の同意を得て登録すると「地域猫活動支援事業」として手術費の補助に加え、捕獲器の貸出、猫トイレ用品の支給、治療費(年3万円まで)の補助が受けられます。環境省の統計では、吹田市保健所が2024年度に引き取った犬猫29匹のうち殺処分は5匹でした。私は2019年と2022年の本会議で殺処分ゼロと地域猫の支援を求めました。
確認
根拠(出典)
根拠:吹田市「猫の避妊・去勢手術の助成」(2026年9月25日更新)、「地域猫活動支援事業」「所有者のいない猫(野良猫)について」(2025年8月6日更新)、「動物の譲渡(新しい飼い主希望者募集)」(2026年10月23日確認)、環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況(令和6年度)」(2026年10月23日確認)
私(にしおか友和)の取り組み
「不幸な猫を増やしたくない」と手術費を自分で払い続けている方が、吹田にも大勢います。その負担を市が分かち合うべきだと考え、本会議で取り上げてきました。
- 2019年9月中核市になって保健所が市のものになるのを前に、保護した犬猫を収容・譲渡する体制と、避妊・去勢の補助の展望を問いました。市:保護した犬猫は府の犬舎を改修して保管するが、長期飼育や譲渡会に対応できる状況ではなく、一定期間後は大阪府へ委託する。補助金は2016年度に飼い猫を半額にして野良猫へ重点化し、一定の成果を上げた。
- 2022年3月2022年度から予算を広げる地域猫の支援の中身と、TNRをする人が「迷惑な餌やり」と見られてトラブルになる例への対応、殺処分ゼロに向けた全庁的な取り組みを求めました。市:手術費の助成、講師派遣、ビブスの支給に加え、自治会への橋渡しと合意形成の支援、説明会を行う。トラブルは理解不足が主因で、地域には餌やりとTNRの違いを説明する。人と動物が共生するまちには部局横断の取り組みが必要で、成果には年月がかかる。
その後、市は地域猫活動支援事業に合意形成の支援と物品支給を加え、2025年4月に手術費の補助を増額しました(市のページ)。殺処分は2024年度に5匹(環境省の統計)。ゼロにするには、地域猫活動の担い手と、補助の予算の両方が要ります。手術の補助が年度の途中で止まる、活動が近所に理解されないといった困りごとは、相談フォームから届けてください。担当課に確かめ、必要なときは委員会や本会議で取り上げます。
くわしく
野良猫の手術の補助(個人でも申請できる)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象の猫 | 吹田市内にいる所有者のいない猫。飼い猫、保護してすぐ飼う予定の猫は対象外 |
| 申請できる人 | 市内在住の成年で、手術費用を負担した人 |
| 補助の額 | 手術費はオス1万円・メス1万5千円まで(実費が上限)。ワクチンなどの雑費は1匹1万円まで |
| 対象の病院 | 大阪府内と尼崎市・伊丹市の動物病院 |
| 対象期間 | 2026年4月1日〜2027年3月31日の手術。申請も同じ期間内(郵送は必着) |
| 出すもの | 補助金交付申請書兼請求書(様式第1号)、病院の領収書の原本、耳カット(V字の切り込み)がはっきり分かる手術後の全身写真 |
| 受付の上限 | 2026年9月1日時点で残り80匹程度。予算に達した時点で終了(同じ日に達したときは抽選) |
| 窓口 | 健康医療部 衛生管理課(吹田市保健所1階、出口町19-3)06-6339-2226 |
手術した猫は耳の先をV字に切って目印にし、元の場所に戻します(TNR=捕獲・手術・戻す)。発情期の鳴き声やスプレー行為が減り、子猫が生まれなくなります。
地域猫活動(グループで登録すると支援が増える)
同じ世帯でない3人以上(代表を含む2人以上が活動地域に住む)で、自治会長などの同意を得て活動計画を作り、給餌場所と猫トイレの場所を住民に知らせると「地域猫活動団体」として登録できます。登録すると次の支援があります。
- 説明会への職員の出席、自治会長への説明の同行、計画やルール作りの助言
- 避妊・去勢手術費の補助(2025年4月に増額)、捕獲器の貸出と捕獲の技術支援
- 猫トイレ用プランター・砂・スコップの支給、活動中と分かるビブスや腕章の貸与
- けがや病気の治療費の補助(1団体につき年度3万円まで。捕獲・運搬費は除く)
餌やりだけはトラブルのもと
市は、置き餌をしない・ふんを片づける・手術をする、の3つを守れない餌やりは猫を増やし、近所とのトラブルになると案内しています。市は野良猫の引取りはせず、引き取るボランティアの紹介もしていません。保護した猫の新しい飼い主を探すときは、市が譲渡希望者とボランティアの連絡先を仲介します(有料の譲渡は禁止)。
吹田市の殺処分の数(環境省の統計)
吹田市は2020年4月に中核市になり、保健所が犬猫の引取りを担っています。環境省の2024年度の統計では、吹田市の引取りは犬6匹・猫23匹の計29匹で、返還2匹・譲渡17匹・殺処分5匹でした。保護した犬猫の譲渡は保健所に事前に申し込み、動物を保護したときに順番に紹介されます(犬は飼養場所の訪問調査あり、登録の有効期間1年)。
よくある追加の質問
- 飼い猫の手術にも補助は出ますか?
- 出ません。2026年度の補助は市内の野良猫(所有者のいない猫)だけが対象です。保護してすぐ自分で飼う予定の猫も対象外です。
- 一人でも申請できますか?
- できます。市内在住の成年で手術費を負担した人なら、個人でも衛生管理課に申請できます。グループで地域猫活動団体に登録すると、捕獲器の貸出や治療費の補助も受けられます。
- 補助はいつまで受け付けていますか?
- 2027年3月31日までの手術が対象ですが、2026年9月1日時点で受付できるのは残り80匹程度で、予算に達した時点で終わります。手術の前に衛生管理課に残りを確かめてください。
- 野良猫を保健所に引き取ってもらえますか?
- 市は野良猫の引取りも、引き取るボランティアの紹介もしていません。保護した猫の新しい飼い主を探すときは、市が譲渡希望者とボランティアの連絡先を仲介します。
- 近所の餌やりで困っています
- 衛生管理課(06-6339-2226)に相談できます。市は餌をやる人に、置き餌をしない・ふんの片づけ・手術の3つを求め、地域猫活動への切り替えを支援しています。
- 吹田市で殺処分はありますか?
- 環境省の2024年度の統計では、吹田市保健所の引取り29匹(犬6・猫23)のうち殺処分は5匹、譲渡は17匹でした。
- 保護猫をもらいたい
- 保健所の譲渡は事前の申し込み制で、保護したときに順番に紹介されます。市内のボランティアの保護猫は、市が連絡先を仲介します。
出典
出典を見る
- 吹田市「猫の避妊・去勢手術の助成」(2026年9月25日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/kurashi/1018501/1018506/1018507/1016743.html
- 吹田市「地域猫活動支援事業」(2025年8月6日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/kurashi/1018501/1018506/1018507/1017709.html
- 吹田市「所有者のいない猫(野良猫)について」(2025年8月6日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/kurashi/1018501/1018506/1018507/1015351.html
- 吹田市「動物の譲渡(新しい飼い主希望者募集)」(2026年10月23日確認)https://www.city.suita.osaka.jp/kurashi/1018501/1018506/1018507/1015346.html
- 環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況(令和6年度・都道府県・指定都市・中核市別)」(PDF)(2026年10月23日確認)https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/files/r07/2_4_3a.pdf
- 吹田市議会 本会議(2019年9月24日)中核市に伴う動物保護の体制についての私の質問と答弁(2026年10月23日確認)../shitsumon/2019-09-q1.html
- 吹田市議会 本会議(2022年3月1日)殺処分ゼロと動物愛護についての私の質問と答弁(2026年10月23日確認)../shitsumon/2022-02-q2.html
補助の額と期間は吹田市の公式ページ、殺処分の数は環境省の統計(令和6年度)です。受付の残り数は日々変わるので、手術の前に衛生管理課で確かめてください。
関連する質問・ページ
この情報の更新について
- 2026年10月23日 公開
手術補助の年度(4月)と受付の残り数、環境省の統計の年度(毎年秋に前年度分)が替わったときに書き直します。
市の問い合わせ先
吹田市「猫の避妊・去勢手術の助成」のページに載っている問い合わせ先です(2026年10月23日確認)。番号をタップすると電話をかけられます。担当がわからないときは、吹田市役所の代表電話(06-6384-1231)へ。