答え
吹田市は2020年4月1日に中核市になり、大阪府がしていた保健所の運営、飲食店や旅館の営業許可、身体障がい者手帳の交付、養護老人ホームの認可、産業廃棄物処理施設の許可、屋外広告物の規制、市立小中学校の教職員研修などを市が担うようになりました。市民の税金や公共料金は変わりません。市の振り返りでは、障がい者手帳の交付日数の短縮や、コロナ禍で市の保健所が国の情報を直接市民に発信できたことを効果に挙げています。費用は2020年度の決算で歳出が約15億1千万円増え、交付税などの歳入増約4億8千万円を引いた差引約10億3千万円が市の負担で、移行前の見込み(約9億円)を上回りました。私は2021年12月の本会議で、この成果と負担が市民に伝わっているかを市長に問いました。
確認
私(にしおか友和)の取り組み
中核市になって市は何を得て、いくら払っているのか。市民が知らないままでは、成果も負担も評価できません。
- 2021年12月会派の代表質問で、中核市移行の効果が市民に伝わっているか、屋外広告の規制や教職員の人事権、中核市どうしの連携も含めて、持続可能なまちの展望を市長に問いました。市:各所管がホームページや市報で周知しており、移行の成果の総括的な取りまとめと発信を検討する。市長:特筆すべきマイナス面は見当たらない。この1年で府全体の人口が2万人以上減る中、本市だけが3,000人を超える増加を見せた。情報発信に努める責務がある。
その後、市は2022年度に移行の振り返りを行い、2023年に効果と財政的影響額の資料を公表し、市報2023年4月号で特集しました(市のページ)。このページはその資料を市民向けに読み解いたものです。中核市になって窓口や手続きで変わったこと、分かりにくいことは、相談フォームから届けてください。担当課に確かめ、必要なときは委員会や本会議で取り上げます。
くわしく
中核市とは
人口20万人以上の市(政令指定都市を除く)が指定を受け、都道府県の仕事の一部を自分で行う制度です。吹田市は2017年5月に府知事へ協力を要請し、2020年4月1日に中核市になりました。大阪府内では2021年4月時点で7市(吹田のほか豊中・高槻・枚方・東大阪・八尾・寝屋川)が中核市です。
市が担うようになった仕事
| 分野 | 市が行うようになった例 |
|---|---|
| 保健衛生 | 保健所の設置・運営(吹田市保健所、出口町)、飲食店の営業許可、旅館・公衆浴場の許可、犬猫の引取り |
| 福祉 | 身体障がい者手帳の交付、養護老人ホームの認可・監督、母子・父子・寡婦福祉資金の貸付 |
| 環境 | 産業廃棄物処理施設の設置許可、ばい煙を出す施設の届出 |
| 都市計画・建設 | 市独自の屋外広告物条例による看板の規制 |
| 教育 | 市立小中学校の教職員の研修 |
市民の税金や公共料金は、中核市になっても上がりません(市のQ&A)。市は医師・獣医師・薬剤師・精神保健福祉士などを含む61人を増員し、保健所は府の3課体制から市の4室課・109人の体制になりました。
市民にとって変わったこと(市の振り返り)
市が2022年度に行った振り返り(2023年公表)では、効果を3つに整理しています。
- 手続きが速くなった:身体障がい者手帳の認定審査と交付にかかる日数の短縮、母子・父子・寡婦福祉資金の貸付の相談から申請までの期間の短縮と予約申請の導入
- 市の実情に合った施策:市独自の屋外広告物条例を作り、景観まちづくり計画と連携
- 保健衛生:市の事業と保健所の専門業務を一体で行えるようになり、コロナ禍では国の情報を市が直接市民に発信し、検査体制や医療提供体制の整備に全市体制で対応
費用
移行前の計画では、歳出が約11億6千万円増え、普通交付税の増などで歳入が約2億6千万円増え、差引約9億円の負担と見込んでいました。2020年度の決算では、歳出が約15億1千万円増(事業費が計画を上回った)、歳入が約4億8千万円増(国庫支出金などで補った)で、差引約10億3千万円の負担でした。この負担は、保健所などのサービスを市が直接担うための費用です。市の財政全体は市の借金(市債)はいくら?財政は健全?に。
よくある追加の質問
- 吹田市はいつから中核市ですか?
- 2020年(令和2年)4月1日からです。
- 中核市になって税金は上がりましたか?
- 上がっていません。市のQ&Aは、中核市への移行で市民の税金や公共料金が上がることはないとしています。
- 市民に関わる変化は何ですか?
- 保健所が市の組織になり(吹田市保健所)、身体障がい者手帳の交付や飲食店の営業許可などを市の窓口で行うようになりました。市の振り返りでは手帳の交付日数の短縮などを効果に挙げています。
- 費用はいくらかかっていますか?
- 2020年度の決算で、歳出増約15億1千万円から歳入増約4億8千万円を引いた約10億3千万円が市の負担でした。移行前の見込みは約9億円でした。
- 職員は増えましたか?
- 医師・獣医師・薬剤師・精神保健福祉士などを含む61人を増員しました。保健所は4室課で109人の体制です。
- 大阪府内の中核市はどこですか?
- 2021年4月時点で吹田・豊中・高槻・枚方・東大阪・八尾・寝屋川の7市です。
出典
出典を見る
- 吹田市「中核市とは」(2022年9月21日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/shisei/1018811/1018848/1008488.html
- 吹田市「中核市移行Q&A」(2026年10月23日確認)https://www.city.suita.osaka.jp/shisei/1018811/1018848/1018851/index.html
- 吹田市「中核市移行後の状況」(2023年11月28日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/shisei/1018811/1018848/1008489.html
- 吹田市「中核市移行の取組及び効果(移行による主な効果)【概要】」(PDF)(2023年3月)https://www.city.suita.osaka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/008/489/chukakushi_04.pdf
- 吹田市「中核市移行の取組及び効果(財政的影響額)」(PDF)(2023年11月)https://www.city.suita.osaka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/008/489/chukakushi_03_sashikae.pdf
- 吹田市議会 本会議(2021年12月2日)中核市移行後の取り組みについての私の代表質問と答弁(2026年10月23日確認)../shitsumon/2021-11-q1.html
移譲された仕事、効果、費用はすべて吹田市の公式ページと振り返り資料です。府内の中核市の数は市のQ&A(2021年4月時点)によります。
関連する質問・ページ
この情報の更新について
- 2026年10月23日 公開
市が新しい振り返り(財政的影響額の更新)を公表したとき、府内の中核市が増えたときに書き直します。
市の問い合わせ先
吹田市「中核市とは」のページに載っている問い合わせ先です(2026年10月23日確認)。番号をタップすると電話をかけられます。担当がわからないときは、吹田市役所の代表電話(06-6384-1231)へ。