答え
吹田市には、加齢性難聴の高齢者向けの補聴器購入費の助成は2026年10月時点でありません。市は2025年9月の本会議で「格差のない補助制度の創設を国や府に要望している」と答えています。使えるのは、身体障がい者手帳(聴覚)の人への補装具費の支給(原則片耳、自己負担1割)と、18歳未満で両耳30dB以上の難聴児への補聴器購入助成(限度額39,600円)です。
確認
根拠(出典)
根拠:吹田市「補装具費の支給」(2026年3月25日更新)、「難聴児補聴器購入等の助成」(2024年4月30日更新)、「給付・助成(在宅福祉サービス)」(高齢者在宅福祉サービスのてびき 令和7年4月版。2026年10月22日確認)、吹田市議会 令和7年9月定例会 会議録(2025年9月10日の本会議。福祉部長の答弁)
私(にしおか友和)の取り組み
「聞こえ」の支えは、子どもの学びにも高齢の人の暮らしにも関わります。私は初当選の年に、片耳の難聴の子どもへの補聴器の助成を本会議で求めました。
- 2019年12月片方の耳が聞こえにくい子ども(一側性難聴)にも、四條畷市の例を挙げて補聴器の購入の助成をと求めました。市:今は助成の対象外。当事者や保護者の声を聞き、他市の事例を把握して研究したい。
- その後市の難聴児補聴器購入等の助成は、2024年4月1日から所得制限がなくなりました(対象は両耳30dB以上のまま)。高齢者向けの助成は、2025年9月の本会議で市が「国や府に要望している」と答えています。
くわしく
高齢者向けの助成は、いまのところない
市の高齢者向けの給付・助成をまとめた「高齢者在宅福祉サービスのてびき」(令和7年4月版)に載っている日常生活用具は、電磁調理器・火災警報器・自動消火器・緊急通報装置・人感センサー・高齢者用電話で、補聴器は入っていません。
2025年9月10日の本会議で、加齢性難聴の高齢者への補聴器購入助成を求める質問(私ではなく他の議員の質問)に、福祉部長は次のように答えました。
加齢性難聴につきましては、居住地域によって格差のない補聴器購入費用への補助制度を創設するよう、国や府に要望しております。本市としましては、加齢性難聴の早期受診の必要性や、補聴器を適切に使用することについての啓発を継続するとともに、先行して取組を開始している市町村の実施状況等について注視してまいります。
つまり、市としては国・府に制度をつくるよう求めている段階で、市独自の助成はまだありません。
身体障がい者手帳があれば:補装具費の支給
聴覚の障がいで身体障がい者手帳の対象になる人は、障害者総合支援法の補装具費の支給で補聴器の購入・修理の費用の助成を受けられます。
- 補聴器は原則として片耳だけが対象です。
- 自己負担は基準額の1割で、1か月の上限は37,200円。生活保護の世帯と市民税非課税の世帯は負担がありません。
- 18歳以上は、本人か配偶者の市民税所得割が46万円を超えると対象外です。18歳未満は2024年4月から所得制限がありません。
- 購入する前に申請します。流れは、業者の見積もり→申請(郵送か窓口)→18歳以上は大阪府の判定→支給券の交付→業者に連絡。医師の意見書や処方箋、見積書(宛名は吹田市長)、手帳、マイナンバーの確認書類が要ります。
- 窓口は障がい福祉室(市役所低層棟1階116番窓口)か障がい者相談支援センターです。
手帳の申請の仕方は障害者手帳の申請と更新にまとめました。
18歳未満の子ども:難聴児補聴器購入等の助成
手帳の対象にならない程度の難聴のある子どもには、市独自の助成があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象の子ども | 申請時に18歳未満で、両耳の聴力レベルがそれぞれ30dB以上。身体障がい者手帳の対象になる聴力の人は除く |
| 保護者 | 申請時に吹田市に住んでいること。所得制限は2024年4月1日から撤廃 |
| 購入の助成額 | 見積額の3分の2(100円未満切り上げ)と限度額39,600円(イヤモールドを含む)の低いほう。生活保護世帯は限度額59,254円 |
| 修理の助成額 | 修理基準額(限度額14,300円)の3分の2など。生活保護世帯は上限22,578円。この制度で買った補聴器が対象 |
| 医師の意見書の検査料 | 限度額5,000円(子ども医療費助成などの対象にならない検査料) |
| 必要書類 | 申請書、吹田市長あての見積書、医師の意見書(購入時)、(非)課税証明書(課税年度の1月1日に吹田市に住民票がある人は不要) |
| 窓口 | 障がい福祉室(市役所低層棟1階116番窓口)。郵送は給付グループに問い合わせ |
両耳とも30dB以上が条件なので、片方の耳だけの難聴(一側性難聴)は、この制度の対象になりません。
相談先
高齢の人の聞こえの相談は、お住まいの地域の地域包括支援センターと高齢福祉室支援グループが受けています。子どもの聞こえや発達の相談は子どもの発達が気になる時の相談先に。
よくある追加の質問
- 65歳以上の補聴器に吹田市の補助はありますか?
- 2026年10月時点ではありません。市は2025年9月の本会議で「居住地域によって格差のない補助制度を創設するよう国や府に要望している。先行する市町村の実施状況を注視する」と答えています。
- 身体障がい者手帳があると補聴器の補助はどうなりますか?
- 補装具費の支給で、購入・修理の費用の9割が助成されます(1か月の自己負担の上限は37,200円。生活保護・市民税非課税の世帯は負担なし)。補聴器は原則片耳だけで、購入の前に申請します。
- 子どもの補聴器の助成の対象は?
- 申請時に18歳未満で、両耳の聴力レベルがそれぞれ30dB以上、かつ身体障がい者手帳の対象にならない聴力の子どもです。保護者が吹田市に住んでいれば、2024年4月1日から所得制限はありません。
- 子どもの助成はいくらですか?
- 購入は見積額の3分の2(100円未満切り上げ)と限度額39,600円の低いほうです(生活保護世帯は限度額59,254円)。修理は限度額14,300円の修理基準額の3分の2などで、医師の意見書の検査料は5,000円までです。
- 片方の耳だけが聞こえにくい子どもは対象ですか?
- 市の難聴児補聴器購入等の助成は両耳の聴力レベルがそれぞれ30dB以上が条件なので、片耳だけの難聴(一側性難聴)は対象になりません。私は2019年12月の本会議で一側性難聴の子どもへの助成を求め、市は「当事者の声を聞き研究したい」と答えています。
- 補聴器を買ったあとに申請できますか?
- 補装具費の支給も難聴児の助成も、購入の前に申請して見積書を出す仕組みです。買ってからでは助成の対象になりません。
出典
出典を見る
- 吹田市「補装具費の支給」(2026年3月25日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/kenko/1018669/1018678/1014915.html
- 吹田市「難聴児補聴器購入等の助成」(2024年4月30日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/kenko/1018669/1018678/1014912.html
- 吹田市「給付・助成(在宅福祉サービス)」(高齢者在宅福祉サービスのてびき 令和7年4月版)(2026年10月22日確認)https://www.city.suita.osaka.jp/kenko/1018656/1018665/index.html
- 吹田市議会 会議録 令和7年9月定例会(2025年9月10日 本会議。補聴器購入助成制度についての質問と福祉部長の答弁)(2026年10月22日確認)https://ssp.kaigiroku.net/tenant/suita/SpMinuteView.html?council_id=1299&schedule_id=3
- 吹田市「日常生活の援助(障がい福祉サービス、補装具、日常生活用具など)」(2026年10月22日確認)https://www.city.suita.osaka.jp/kenko/1018669/1018678/index.html
出典は吹田市の公式ページと市議会の会議録です。助成の額や条件は年度で変わります。申請の前に公式ページで確かめてください。
関連する質問・ページ
この情報の更新について
- 2026年10月22日 公開
市が高齢者向けの補聴器助成を始めたとき、国や府の制度ができたとき、難聴児の助成の額が変わったときに書き直します。
市の問い合わせ先
吹田市「補装具費の支給」のページに載っている問い合わせ先です(2026年10月22日確認)。番号をタップすると電話をかけられます。担当がわからないときは、吹田市役所の代表電話(06-6384-1231)へ。