答え
国の基準による2026年(令和8年)4月1日時点の待機児童は17人で、前年の4人から13人増えました。申し込んだのに利用できていない「未利用児童」(いわゆる隠れ待機児童)は874人で、1歳児が最も多くなっています。
確認
根拠(出典)
根拠:吹田市「待機児童の状況」(2026年5月22日更新)、吹田市議会 令和8年5月定例会 本会議 児童部長答弁(2026年6月12日)
私(にしおか友和)の取り組み
「待機児童17人」という数字を見ても、申し込んで入れなかった方には実感と合わないと思います。申し込んだのに利用できていないお子さんは874人おられ、1歳児が最も多くなっています。保育所と学童保育の受け皿が足りない地域のことを、私は本会議で取り上げてきました。
- 2019年12月北千里小学校跡地に保育所を整備する考えを確かめました。市:北千里は保育所が必要な地域。跡地を使って民間保育所を公募する。
- 2022年12月学童保育の待機が直営の育成室に偏る理由を問いました。市:来年度は直営14か所で200人程度、委託ではゼロの見込み。指導員の欠員が主な要因。
知りたいのは市全体の人数ではなく、「うちの子は1歳の4月に入れるのでしょうか」ということだと思います。国の基準の待機児童は前年から13人増えて17人ですが、申し込んで利用できていない未利用児童は874人おり、17人という数字だけでは足りているとは言えないのが実情です。市は2027年4月に南千里駅前に定員80人の保育園を開く予定ですが、874人の内訳を地域と年齢で市に確かめ、足りない地域の受け皿を議会で問い続けます。入れなかったご事情を相談フォームからお寄せいただければ、数字に表れない声として本会議で取り上げる材料にします。
くわしく
2026年(令和8年)4月1日時点の待機児童 17人
市が2026年5月22日に公表した数です。こども家庭庁の「保育所等利用待機児童数調査要領」に基づく国基準で集計しています。市は「保育需要の高まりにより保育利用申込者数が増加しており、昨年度と比較して4月1日現在の待機児童数が13人増加した」「今後も提供量の確保に努めていく」としています。
| 区域 | 0歳児 | 1歳児 | 2歳児 | 3歳児 | 4歳児 | 5歳児 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A区域(JR以南地域、片山・岸部地域) | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 |
| B区域(豊津・江坂・南吹田地域、千里山・佐井寺地域) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| C区域(山田・千里丘地域、ニュータウン地域) | 0 | 5 | 7 | 1 | 0 | 0 | 13 |
| 合計 | 0 | 8 | 7 | 2 | 0 | 0 | 17 |
申請者の住所地別の集計(市の公表資料)。
未利用児童(いわゆる隠れ待機児童) 874人
2026年6月12日の本会議で児童部長が答弁した、2026年4月1日時点の数です。前年より59人増え、うち1歳児は75人増えています。市は約6割が育休の延長と把握している一方、認可外の施設に預けている家庭などの今の状況は「把握いたしておりません」と答えています。入れずに困っている家庭の実態をつかむよう、私は求めます。
| 区域 | 未利用児童 | うち1歳児 |
|---|---|---|
| A区域(JR以南、片山・岸部) | 211人 | 128人 |
| B区域(豊津・江坂・南吹田、千里山・佐井寺) | 343人 | 212人 |
| C区域(山田・千里丘、ニュータウン) | 320人 | 181人 |
| 合計 | 874人 | 521人 |
同じ答弁で、待機児童17人のうち1歳児は8人(A区域3人、C区域5人)で前年より4人増、と説明されています。
これまでの推移(議会答弁・市の資料から)
- 2025年(令和7年)4月1日:待機児童4人。3歳児未満で45人分が不足する一方、3歳児以上は432人分が充足(2025年12月8日 児童部長答弁)。0〜2歳児の未利用児童は前年より27人減(0歳児-32人、1歳児+19人、2歳児-14人。2025年9月16日 答弁)。
- 2026年(令和8年)4月1日:待機児童17人(前年比+13人)、未利用児童874人(前年比+59人)。
- 2025年12月5日の本会議では、議員から「待機児童4名には、就労時間が月64時間に満たず申請そのものを諦めた家庭は含まれていない」との指摘もありました。
市の対策
- 定員枠の拡大:2025年4月に向けて、既存施設と新設施設で0歳児18人・1歳児74人・2歳児71人の計163人分を拡大(2025年9月16日 答弁)。
- 利用調整基準の改正:2024年8月に改正し、育休から復職する世帯への加点を新設。2025年4月の利用調整から適用(同答弁)。くわしくは保育園の点数(利用調整基準)。
- 新設:2027年(令和9年)4月に南千里駅前(佐竹台1丁目)に定員80人の「(仮称)南千里駅前なないろ保育園」が開設予定(市ページ、2026年8月6日更新)。
- 今後の方針:市のこども計画では、既存施設を活用してもなお提供量の不足が見込まれる場合に新たな施設整備に着手するとし、「市有地を活用するなどあらゆる手段を講じて、効果的かつ効率的な施設確保に努める」と答弁(2026年6月12日)。JR吹田駅南駐車場跡地での保育所整備は「検討の段階」(2025年9月16日 答弁)。
大阪府内の状況
大阪府の集計(2026年8月25日掲載)では、2026年4月1日時点の府内の待機児童は133人(前年比-61人)でした。府内の施設数は3,020か所、定員209,554人、利用児童数190,389人です。府内の待機児童が減るなかで、吹田市は4人から17人に増えています。
よくある追加の質問
- 「待機児童」と「隠れ待機児童(未利用児童)」は何が違う?
- 市が公表する待機児童数は、こども家庭庁の「保育所等利用待機児童数調査要領」に基づく国の基準で数えた人数です。一方、申し込んだのに保育所等を利用できていない児童の全体を市は「未利用児童」と呼び、議会でも「いわゆる隠れ待機児童、未利用児童数」と答弁しています。2026年4月1日時点で待機児童17人に対し、未利用児童は874人です。
- どの年齢・地域で足りない?
- 待機児童17人の内訳は1歳児8人、2歳児7人、3歳児2人で、0・4・5歳児はゼロ。地域では山田・千里丘地域とニュータウン地域(C区域)が13人、JR以南・片山・岸部地域(A区域)が4人、豊津・江坂・南吹田・千里山・佐井寺地域(B区域)はゼロです。未利用児童874人のうち1歳児が521人(A区域128人、B区域212人、C区域181人)で、前年より75人増えました。
- 市はどんな対策をしている?
- 2025年度に向けて既存施設と新設施設で0歳児18人・1歳児74人・2歳児71人の計163人分の定員枠を広げ、2025年4月から育休復帰の加点を利用調整基準に新設しました(2025年9月16日答弁)。2027年4月には南千里駅前に定員80人の保育園が開設予定です。市は「既存施設を活用してもなお提供量の不足が見込まれる場合は新たな施設整備に着手する」とし、市有地の活用など「あらゆる手段を講じる」と答弁しています(2026年6月12日)。
- 大阪府全体では?
- 府の集計(2025年8月21日発表)では、2025年4月1日時点の府内の待機児童は194人で前年より83人増え、待機児童のいる自治体は16市でした。増えた自治体の理由として共働き世帯の増加による保育需要の高まりと保育士確保の難しさが挙げられています。府の集計(2026年8月25日掲載)では、2026年4月1日時点の府内の待機児童は133人で、前年より61人減りました。府全体が減るなかで、吹田市は4人から17人に増えています。
出典
出典を見る
- 吹田市「待機児童の状況」(2026年5月22日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/kosodate/1020164/1005829.html
- 吹田市児童部保育幼稚園室「令和8年(2026年)4月1日現在の保育所等利用待機児童数について」(PDF、2026年5月22日)https://www.city.suita.osaka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/005/829/20260401taikijidousuu.pdf
- 吹田市議会 令和8年5月定例会 本会議(2026年6月12日)児童部長答弁「待機児童数は17人」「未利用児童数は874人」、施設確保の方針https://ssp.kaigiroku.net/tenant/suita/SpMinuteView.html?council_id=1337&schedule_id=5
- 吹田市議会 令和7年9月定例会 本会議(2025年9月16日)児童部長答弁「合計163人の定員枠の拡大」「いわゆる隠れ待機児童、未利用児童数」https://ssp.kaigiroku.net/tenant/suita/SpMinuteView.html?council_id=1299&schedule_id=6
- 吹田市議会 令和7年11月定例会 本会議(2025年12月8日)児童部長答弁「3歳児未満では45人分が不足」「待機児童が4人」https://ssp.kaigiroku.net/tenant/suita/SpMinuteView.html?council_id=1313&schedule_id=6
- 吹田市議会 令和7年11月定例会 本会議(2025年12月5日)就労時間不足で申請に至らない家庭についての質疑https://ssp.kaigiroku.net/tenant/suita/SpMinuteView.html?council_id=1313&schedule_id=5
- 大阪府「府内の保育所等利用待機児童数等の状況(令和7年4月1日時点)について」(2025年8月21日発表)https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/fumin/o090120/prs_50729.html
- 吹田市「令和9年度以降の新しい保育施設の開設(予定)等」(2026年8月6日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/kosodate/1018230/1037331.html
いずれも2026年9月18日に内容を確認しました。市のページはURLが変わることがあります。開けないときは、吹田市公式サイトでページ名を検索してください。
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この情報の更新について
- 2026年9月18日 公開
- 2026年10月22日 「私(にしおか友和)の取り組み」の書き出しと結びを、このページを見る方の困りごとに合わせて書き直した
定例会が終わるたびに見直し、基準日を更新しています。内容が古くなっている、誤りがあるという場合は、ご相談ボタンからお知らせください。
市の問い合わせ先
吹田市「待機児童の状況」のページに載っている問い合わせ先です(2026年9月25日確認)。番号をタップすると電話をかけられます。担当がわからないときは、吹田市役所の代表電話(06-6384-1231)へ。