答え
決まっている統合は2025年4月の山田第五小から山田第三小への1件だけです。市の基本方針(2021年11月)は6学級以下の過小規模校と31学級以上の過大規模校を是正対象とし、次の対象校は児童数推計を見ながら慎重に検討するとしています。
確認|根拠:吹田市教育委員会「吹田市学校規模適正化基本方針」(令和3年11月)、「吹田市学校規模適正化実施計画(第2期)」(令和5年10月)、吹田市「市立小・中学校の学校規模」
くわしく
いまの学校数と、これまでの統合
- 学校数:市立小学校35校、市立中学校18校(2025年度〜)。
- 山田第五小学校の統合:1986年(昭和61年)に山田第三小の過大規模化を解消するため分離新設された学校ですが、その後は児童が減り続け、2022年度に6学級の過小規模校になりました。市は2023年8月16日に山田第三小への統合方針を決め、9〜10月に保護者説明会、2023年11月定例会で統合の条例が可決。2025年3月15日に閉校式典が行われ、2025年4月に山田第三小学校と統合しました(留守家庭児童育成室も同時に統合)。
- 統合にともなう校区の変更:山田南と山田市場9番〜11番は、2025年4月から山田第三小学校・西山田中学校の通学区域になりました。中学校は経過措置として、当分の間、西山田中学校と山田中学校のどちらかを選べます(統合から10年後に実績を確認して続けるか判断)。
- 統合の効果(市の見込み):統合前は山田第五小6学級(過小規模)・山田第三小11学級(小規模)でしたが、統合後の山田第三小は12〜15学級の標準規模になり、クラス替えができるようになるとしています。通学路の安全対策(グリーンウォーク、路側帯、防犯灯・防犯カメラ)と、増える学級に応じた教室確保を進めるとしています。
市の考え方:学校規模適正化基本方針(2021年11月)
市教育委員会は2020年7月2日に「吹田市立学校規模等検討委員会」へ諮問し、2021年7月の答申を受けて、2021年9月のパブリックコメントを経て基本方針を定めました。学校規模を通常学級数で次のように分けています。
| 区分 | 通常学級数(小・中共通) | 扱い |
|---|---|---|
| 過大規模校 | 31学級以上 | 要是正 |
| 準過大規模校 | 25〜30学級 | 要検討 |
| 大規模校 | 19〜24学級 | — |
| 標準規模校 | 12〜18学級 | 望ましい規模 |
| 小規模校 | 7〜11学級 | — |
| 過小規模校 | 6学級以下 | 要是正 |
- 過小規模校への方策:個別の事情を十分考慮したうえで、まず通学区域の見直しを検討し、難しければ学校選択制の導入や学校の統合も検討する。
- 過大規模校(準過大規模校を含む)への方策:中学校ブロック内の小学校で通学区域を見直す → 隣の中学校ブロックも含めて見直す → より広域で見直す。それも難しければ、増築・建替え・教室改修、隣接校との学校選択制、加配教員の配置。
- 進め方:通学区域を見直すときは、保護者に数的根拠にもとづく丁寧な説明と意見集約を行う。過大・過小の状態が数年程度で終わる見込みなら、区域見直しではなく一時的な教室改修や学校選択制も検討する。
実施計画と、これまでの見直し
- 第1期実施計画:藤白台小学校の通学区域を見直し、居住者のいない藤白台5丁目7〜9番・12〜15番を2023年度から青山台小学校区に設定しました。千里第二小・千里第三小・豊津第一小の3校区については2022年5月に説明会を開いたのち、保護者などの意見を受けてスケジュールを見直しました。
- 第2期実施計画(2023年10月23日策定):対象校を山田第五小学校のみとし、上記の統合を実施。第5章「今後の適正化の取組」で、過大・過小が見込まれる学校は推計を注視しながら必要性を慎重に検討する、大規模な住宅開発が想定される地域は戸数や竣工時期が分かった段階で推計して検討する、としています。
- 住宅開発への協力依頼:市は「令和12年度(2030年度)小学校別学校規模」の見込みを示し、過大規模校・準過大規模校の校区で住宅開発を行う事業者に児童数増加の抑制(高齢者向け住宅、戸数の抑制、販売時期の調整など)を求め、工事着工届と完成住宅入居戸数等届の提出を求めています。
- 検討委員会:2021年7月14日の第5回で答申を出して以降、開催予定はありません(市のページ、2022年9月7日更新)。
児童・生徒数の見通し(2024年5月1日時点の中位推計)
| 区分 | 2024年度 | 2026年度 | 2030年度 |
|---|---|---|---|
| 小学校 児童数(学級数) | 21,317人(674学級) | 20,676人(665学級) | 18,391人(623学級) |
| 中学校 生徒数(学級数) | 9,231人(251学級) | 9,236人(243学級) | 8,237人(234学級) |
| 千里第二小 | 1,084人(32学級) | 1,087人(33学級) | 1,034人(33学級) |
| 千里第三小 | 1,098人(33学級) | 1,101人(33学級) | 996人(31学級) |
| 豊津第一小 | 984人(30学級) | 1,017人(31学級) | 1,039人(31学級) |
| 千里丘北小 | 963人(30学級) | 949人(30学級) | 585人(21学級) |
| 吹田第六小 | 291人(11学級) | 262人(10学級) | 208人(8学級) |
| 千里丘中 | 1,022人(27学級) | 1,113人(27学級) | 1,006人(27学級) |
市の「令和6年度 児童数中位推計(小学校・中学校)」から。学級数には支援学級を含みます。市全体では減る一方、31学級以上の過大規模校が2030年度も3校残り、8学級まで減る学校もある「二極化」が市の課題認識です。市の推計ページは2026年4月24日に更新されていますが、掲載されている最新の推計表は令和6年度分です。
よくある追加の質問
- 吹田市の市立学校はいくつある?
- 小学校35校、中学校18校です。小学校は2025年3月末に山田第五小学校が閉校して36校から35校になりました。
- 次に統合される学校は決まっている?
- 決まっていません。第2期実施計画(2023年10月)は対象校を山田第五小学校のみとし、今後は「過大規模校及び過小規模校が見込まれる学校については、推計等を注視しながら学校規模適正化の必要性について慎重に検討」し、大規模な住宅開発が想定される地域は戸数や竣工時期が分かった段階で推計を行うとしています。
- 藤白台小学校・青山台小学校はどうなる?
- 統合の計画はありません。藤白台小学校は児童数が多いため、居住者のいない藤白台5丁目7〜9番と12〜15番を2023年度(令和5年度)から青山台小学校の通学区域に設定する見直しが行われました。市の2024年5月時点の中位推計では、藤白台小は2030年度に24学級、青山台小は23学級の見込みで、どちらも「大規模校」の範囲で過大規模校ではありません。
- 子どもの数は減っている?
- 市の2024年5月1日時点の中位推計では、市立小学校の児童数は2024年度の21,317人から2030年度に18,391人へ、中学校の生徒数は9,231人から8,237人へ減る見込みです。一方で千里第二小・千里第三小・豊津第一小は2030年度も31学級以上の過大規模校のまま、吹田第六小は8学級まで減る見込みで、学校ごとの差が広がります。
出典
- 吹田市「市立小・中学校の学校規模」https://www.city.suita.osaka.jp/kosodate/1018281/1018295/index.html
- 吹田市教育委員会「吹田市学校規模適正化基本方針」(PDF、令和3年11月)https://www.city.suita.osaka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/018/295/12296171036.pdf
- 吹田市教育委員会「吹田市学校規模適正化実施計画(第2期)」(PDF、令和5年10月)https://www.city.suita.osaka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/018/295/zisshikeikaku2.pdf
- 吹田市「吹田市立学校規模等検討委員会」(2022年9月7日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/shisei/1018951/1019041/1019042/index.html
- 吹田市「児童・生徒数推計」(2026年4月24日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/kosodate/1018281/1018295/1003534.html
- 吹田市「令和6年度 吹田市立小学校児童数中位推計(令和6年5月1日現在)」(PDF)https://www.city.suita.osaka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/003/534/R6-chuuisyougaku.pdf
- 吹田市「令和6年度 吹田市立中学校生徒数中位推計(令和6年5月1日現在)」(PDF)https://www.city.suita.osaka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/003/534/R6-chuuichuugaku.pdf
- 吹田市「吹田の教育のいま〔市報すいた 令和7年6月号〕」(山田第五小学校の閉校)(2025年5月30日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/shisei/1018880/1018881/1037358/1039244/1039245.html
- 吹田市「市立小・中学校通学区域表」(令和7年度からの山田南・山田市場の校区変更)(2026年5月22日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/kosodate/1018281/1018284/1003433.html
- 吹田市「令和12年度(2030年度)小学校別学校規模」(住宅開発事業者への協力依頼)(2026年5月7日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/kosodate/1018281/1018295/1023252.html
- 吹田市「学校規模適正化に係る説明会議事概要(スケジュール等の見直しをした学校区)」(2024年3月21日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/kosodate/1018281/1018295/1026414.html
- 吹田市「市立中学校」(18校)(2024年8月21日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/shisei/shisetsu/1020231/1020440.html
- 吹田市「就学時健康診断」(市内35小学校)(2026年8月21日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/kosodate/1018281/1018285/1003723.html
いずれも2026年9月18日に内容を確認しました。市のページはURLが変わることがあります。開けないときは、吹田市公式サイトでページ名を検索してください。
にしおか友和の関わり
基本方針が決まった直後の2021年11月定例会で代表質問に立ち、通学区域の見直しや統合は自治会・PTA・保護者に大きく影響するため「十分過ぎるほどの対話と傾聴」で進めるよう求め、実施計画の策定時期とパブリックコメント・保護者説明の手法を確認しました。2024年2月定例会では、こども基本法の観点から山田第五小・山田第三小の統合で子どもの意見をどう聞くか、統合後の魅力向上の予算が十分かを質しました。2025年9月定例会では小学校35校の学校配当予算を取り上げています。
関連する質問・ページ
この情報の更新について
- 2026年9月18日 公開
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