答え
吹田市側の近隣センター9か所のうち、建て替えを終えたのは藤白台(2003年)と高野台サブ(2007年)です。竹見台・桃山台は地権者の準備組合が再開発を検討していますが、市は2026年6月、都市計画決定の時期を「現時点では未定」と答えました。青山台・古江台などは、地権者の機運が高まれば市が支援するという段階です。
確認
根拠(出典)
根拠:大阪府ほか「千里ニュータウン再生指針2018(資料編:一部更新版)」(令和5年9月)、千里ニュータウン再生連絡協議会「千里ニュータウン再生取組事例集」(令和2年3月)、吹田市議会 会議録(2026年6月12日ほか)
私(にしおか友和)の取り組み
私は藤白台に住み、近隣センターの再生を本会議で繰り返し取り上げてきました。
- 2021年3月竹見台・桃山台近隣センターの再開発がいつ動くのかを問いました。市:研究会は2020年に準備組合へ移り、事業化を検討している。
- 2022年12月青山台・古江台・桃山台などの活性化に、市が主体的に取り組むよう求めました。市:お店は個人の財産で、地権者の合意が要る。機運が高まれば手続きや補助金で支援する。
- 2026年6月研究会の結成から10年。竹見台・桃山台に市が主体的に関わり、予算の面でも支えるよう求めました。市:都市計画決定の時期は現時点では未定。これまで以上に積極的に関与し、支援する。
- その後市は2026年6月15日の本会議でも、準備組合に「これまで以上に積極的に関与し、支援してまいります」と答えました。言葉だけでなく予算の裏づけまで、引き続き求めます。
くわしく
9か所の近隣センターのいま
近隣センターは、住区ごとに商店や集会所、郵便局などを集めた身近な拠点です。千里ニュータウン再生指針2018は「多くの近隣センターの商業施設は寂れているのが現状である」と書いています。お店は商店主などそれぞれの持ち物で、広場などの共用部分は大阪府都市整備推進センターが持っています(2026年3月の市の答弁)。建て替えには、地権者がまとまることが欠かせません。
| 近隣センター | いま | 核店舗 |
|---|---|---|
| 藤白台 | 2003年3月に市街地再開発事業で建て替え済み | スーパー |
| 高野台サブ | 2007年に建て替え済み(マンション建替円滑化法を活用) | 記載なし |
| 竹見台・桃山台 | 地権者の準備組合が再開発を検討中。都市計画決定の時期は「現時点では未定」(2026年6月の市の答弁) | 竹見台は市場、桃山台はスーパー |
| 高野台 | 大阪府都市整備推進センターの支援のもと、地権者による再整備に向けた動きがある(2025年9月の市の答弁) | グループホーム |
| 佐竹台 | 2010年の市のアンケート(2012年の市の案に掲載)で利用が比較的多い。2011年に一角にコミュニティカフェが開店 | スーパー |
| 津雲台 | 2010年の市のアンケート(2012年の市の案に掲載)で利用が比較的多い | スーパー |
| 青山台・古江台 | 2012年の市の案で「利用頻度が低い」。市は、地権者の機運が高まれば支援すると答弁(2025年9月・2026年3月) | 記載なし |
9か所と核店舗は、千里ニュータウン再生指針2018 資料編(令和5年9月)の表によります(9か所は私が数えました。「記載なし」は欄が空欄)。
竹見台・桃山台の再開発
2016年度に地権者が研究会をつくり、2020年に再開発準備組合へ移りました。市は2018〜2020年度、国の交付金の計画「竹見台・桃山台地区のまちづくり」を立て、再開発の基本計画と推進計画をつくりました。推進計画は当時「令和2年度中の都市計画決定に繋がる計画」とされていました。
2026年6月12日の本会議で、市は都市計画決定の時期を「現時点では未定」とし、課題に未同意の権利者への対応、計画案の合意形成、工事費の高騰を挙げました。そのうえで「これまで以上に積極的に関与するとともに支援してまいりたい」と答えています。
市の支援と、住民の困りごと
- 建て替え:地権者の機運が高まったときのアドバイザー派遣、都市計画などの手続き、市街地再開発事業への補助(市の答弁)。
- お店・空き店舗:商店街・小売市場が空き店舗をチャレンジショップなどに使う改装費の補助(1/2、上限200万円)、催しや情報発信への補助、吹田商工会議所のコンサルタント派遣への補助。
市の2012年の案は、近隣センターが失われれば「買物難民」を生み、高齢者や子育て世帯の暮らしに大きな影響が出ると書いています。それでも市の支援は「地権者の機運が高まれば」が前提です。歩いて買い物に行ける場所を守るため、市が先に動くよう求めています。
よくある追加の質問
- 桃山台近隣センターの再開発はいつ終わる?
- 都市計画決定の時期が「現時点では未定」です(2026年6月の市の答弁)。参考に、藤白台は都市計画決定(2000年3月)から建物の完成(2003年3月)まで3年かかりました。
- 青山台近隣センターは建て替える?
- 2026年3月の市の答弁では、青山台・古江台は、地権者の再整備の機運が高まったときにアドバイザー派遣などで支援するという段階です。2012年の市の案は、青山台・古江台の市民ホールは狭く、「再開発の計画があれば」改築などを検討するとしています。
- 近隣センターの空き店舗でお店を開くときの支援は?
- 商店街・小売市場が空き店舗を借りてチャレンジショップなどにする事業に、改装費などの1/2(上限200万円)と広告宣伝費の1/2(上限100万円)を市が補助します。出店者は中小企業診断士の経営相談を受けます。市の地域経済振興室 商業担当が受け付けています。
出典
出典を見る
- 大阪府・豊中市・吹田市ほか「千里ニュータウン再生指針2018(資料編:一部更新版)」(PDF。16ページ「近隣センターの現状」:9か所の開設年月・業種・核店舗・再整備の年)(令和5年9月)https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/2322/saiseisisin2018siryouhenkousinban.pdf
- 千里ニュータウン再生連絡協議会「千里ニュータウン再生取組事例集」(PDF。藤白台近隣センターの再開発、高野台サブ近隣センターの建替え、竹見台・桃山台近隣センター再整備の経過、さたけん家)(令和2年3月)https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/2322/hpex.pdf
- 千里ニュータウン再生連絡協議会「千里ニュータウン再生指針2018の取組状況について(中間評価)」(PDF。「高野台サブ、藤白台近隣センターの再整備完了」)(PDFに作成日の表示なし(掲載ページは2024年8月29日更新)。2026年10月16日確認)https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/2322/saiseisisin2018torikumijyoukyou.pdf
- 吹田市「千里ニュータウン再生指針2018」(PDF。近隣センターの活性化の取組方針、用語の解説)(掲載ページは2022年8月31日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/010/291/122615153657.pdf
- 吹田市「千里ニュータウン近隣センターのあり方」(あり方について(案)と調査報告書の掲載ページ)(2022年8月30日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/sangyo/1017979/1020321/1022469/1022470/1010299.html
- 吹田市「千里ニュータウン近隣センターのあり方について(案)」本編(PDF。住民アンケート、青山台・古江台の核店舗、買物難民の懸念、市民ホール)(平成24年3月)https://www.city.suita.osaka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/010/299/2012220105256.pdf
- 吹田市「竹見台・桃山台近隣センター地区に係る社会資本整備総合交付金について」(計画「竹見台・桃山台地区のまちづくり」平成30〜令和2年度)(2023年8月2日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/sangyo/1017979/1020321/1022469/1022470/1023685.html
- 吹田市「商店街活性化のための補助」(商店街等魅力向上促進事業補助金、コンサルタント派遣ほか)(2026年7月30日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/sangyo/1018028/1018029/1021242/1011520.html
- 吹田市「商店街等の空き店舗活用事業」(チャレンジショップの改装費・広告宣伝費の補助)(2025年11月12日更新)https://www.city.suita.osaka.jp/sangyo/1018028/1018029/1021242/1011764.html
- 吹田市議会 令和8年5月定例会 本会議(2026年6月12日)都市計画部長・市長答弁(竹見台・桃山台近隣センターの都市計画決定の時期、課題、市の負担)(会議録)https://ssp.kaigiroku.net/tenant/suita/SpMinuteView.html?council_id=1337&schedule_id=5
- 吹田市議会 令和8年3月 予算常任委員会 建設環境分科会(2026年3月9日)計画調整室答弁(アドバイザー派遣、高野台・青山台・古江台の状況、土地の所有)(会議録)https://ssp.kaigiroku.net/tenant/suita/SpMinuteView.html?council_id=1331&schedule_id=2
- 吹田市議会 令和7年9月定例会 本会議(2025年9月12日)都市計画部長・都市魅力部長答弁(高野台近隣センターの地権者の動き、青山台・古江台)(会議録)https://ssp.kaigiroku.net/tenant/suita/SpMinuteView.html?council_id=1299&schedule_id=5
- 吹田市議会 令和4年11月定例会 本会議(2022年12月5日)都市計画部長・都市魅力部長答弁(近隣センターの活性化、商業相談員の派遣と補助金)(会議録)https://ssp.kaigiroku.net/tenant/suita/SpMinuteView.html?council_id=1142&schedule_id=5
いずれも2026年10月16日に内容を確認しました。核店舗や業種は令和5年9月の資料の時点のもので、その後に店が入れ替わっている場合があります。開けないときは、大阪府・吹田市の公式サイトと吹田市議会 会議録検索システムでページ名を検索してください。
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この情報の更新について
- 2026年10月16日 公開
大阪府・吹田市など千里ニュータウン再生連絡協議会の資料、吹田市の近隣センターのあり方(案)と補助制度のページ、吹田市議会の会議録をもとにしています。竹見台・桃山台の都市計画の手続きが動いたとき、ほかの近隣センターで再整備の動きが公表されたときに見直し、基準日を更新します。内容が古くなっている、誤りがあるという場合は、右下の「相談する」ボタンからお知らせください。
市の問い合わせ先
吹田市「千里ニュータウン近隣センターのあり方」・「商店街活性化のための補助」のページに載っている問い合わせ先です(2026年10月16日確認)。番号をタップすると電話をかけられます。担当がわからないときは、吹田市役所の代表電話(06-6384-1231)へ。